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バイオエタノール燃料のお役立ち情報です。
バイオエタノール燃料は、環境にやさしい燃料、地球温暖化対策として開発されたものでした。しかしながら、様々な問題が出てきました。バイオエタノール燃料については、新潟県三条市、長岡市、上越市の「コメ原料のバイオエタノール」が、今、日本中の注目を浴びているところです。新潟県での取組み事例を参考に、今後、日本のバイオエタノール燃料の取り組む方針が出てくることでしょう。プラント施設を建設して、販売していきます。コメ原料がどうして魅力的かといいますと、国の減反政策に対する「転作」目的です。
バイオエタノール製造を目指す実証試験
北海道の南幌町では、稲わら等ソフトセルロースを原料としたバイオエタノール製造を目指す実証試験の現地見学会が2008年10月に開催されています。これは、5年間計画の稲わらを使用してのバイオエタノール製造の実験化に向けた第一歩です。国の目標では、2030年頃までに、年間600万キロリットルを製造したいという壮大な計画です。この計画の核となるのが、食糧とは競合しない稲わらや間伐材などセルロース系原料のバイオ燃料です。数年前までの食糧を原料とした第一世代に次いで、第二世代と言われています。ブラジル等での「失敗例」を基に次の段階へステップアップを図ったものですね。
環境にやさしいバイオマスエネルギー
「環境にやさしいバイオマスエネルギー」について・・・石油、ガス、石炭を使用してきた時代から、限りある資源を「循環」型のエネルギーとして確立できるよう、植物や動物を資源となるように研究されているエネルギーのことを指します。バイオマス燃料は、もともと地球温暖化対策の一環から考案されたものです。これまで、試行錯誤を繰り返してきまして、まだまだ「完成品」になる途中です。実用化に向けて普及させるには何年もかかるでしょう。今、最も課題とされているのが、「コスト」です。高額な費用をかけても採算が取れないことです。
地域完結型地燃料システムの構築と運営
それともう一点。ガソリンに混合できるのは「3%まで」と法律で定めれれているのです。要するに残りの97%は、これまでのとおりに原油に頼るしかないのです。これは、究極の目的である「エネルギーの地産地消」を行なうことができないことを意味しています。長野県信濃町では「地燃料システム」と名前を付けてバイオマス燃料の「地産地消」を目指して研究が進められています。稲わらやコメのもみ殻、野菜の茎等を原料にするものです。この研究は、文部科学省の技術振興調整費採択課題の「地域完結型地燃料システムの構築と運営」事業として取り組まれているものです。
バイオエタノール燃料
バイオエタノール燃料について、新しい動きが出てきました。近年、右肩上がりのバイオエタノール燃料産業でしたが、アメリカで破綻する製造業者が増加してきました。原因は、原油価格の下落や金融危機の打撃によるものです。バイオエタノール業界は、大きな転換期に来ています。