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箱根駅伝 ごぼう抜きのお役立ち情報です。
新春恒例の箱根駅伝ですが、各区間エントリーの方法は、以外に知られていません。先ず、区間エントリーは1区から10区までにエントリーされた選手と補欠選手とに大別されるのです。選手には主催者側が用意したナンバーカードが配布され、ナンバーは1区から順に、補欠選手は11番から16番までとなります。既に区間毎に配置された選手は、その区間しか走ることが出来ないのです。逆に補欠選手は当日のエントリー変更でどの区間にも入ることが出来るのです。言わば、隠し球的な意味合いを持つ訳です。区間毎の選手を変えることが出来ないことになっており、また、区間エントリーで補欠選手と交替した選手は走ることが出来ないことにもなっています。従って補欠選手は当て馬的な要素もあるのです。
一般的には、復路で何人かを変えてくることが多いですね。補欠選手になるのはエースとまでは行かないものの、それに準じる選手や全くの無名選手の起用もあり得ます。優勝を狙うチームは、ライバルチームの配置を読んで自チームの配置を考える必要があるため、近年では、いずれかの区間を走るべき確実な力のある選手を、あえて補欠登録して、往路の結果を見ながら復路のどこかの区間に起用する戦略を取る大学もあります。逆に、予選会を勝ちあがってきたチームや、苦戦が予想されるチームは往路重視の陣を敷いてくることが多いですね。選手層が薄く後半区間での巻き返しが難しい為に、エースクラスを序盤に配置することで、落ち込みを避けるのが狙いなのです。
箱根駅伝で一番の「ごぼう抜き」
これまでの箱根駅伝で一番「ごぼう抜き」したのは、日本大学のダニエル選手の「15人」が最高です。第84回大会で2区を走って、19位→4位の「ごぼう抜き」を演じています。過去の記録を調べても、「15人」抜いている人は、他にいません。東海大学の伊達秀晃選手の「13人」が次いでいます。同じく第84回大会で2区を走って、16位→3位の「ごぼう抜き」を演じています。伊達秀晃選手のすぐ後ろからダニエル選手が追いかけてきた形で、伊達秀晃選手3位、ダニエル選手4位でタスキを渡しています。
二桁の選手をごぼう抜きした選手は10名
箱根駅伝で、過去に、二桁の選手をごぼう抜きした選手は10名います。前述の伊達選手とダニエル選手の他に、中川拓郎選手(順天堂大学)、モグス選手(山梨学院大学)、モカンバ選手(山梨学院大学)、尾田賢典選手(関東学院大学)、服部誠選手(東京農業大学)、保科光作選手(日本体育大学)、今井正人選手(順天堂大学)、福井誠選手(日本大学)の皆さんです。本当にすごいことですよね。今年もまた箱根駅伝は、勇気と感動を与えてくれます。一生懸命走る選手の姿は、本当に、素敵ですよね。
前を行く選手までは捕まえられなかった
実は、箱根駅伝には、面白いエピソードがあります。本番間近の頃、大学近くで万引き犯を見つけた専修大学の太田選手が「俺は絶対に箱根駅伝を走るのだ。どこまでもおいかけてやる」と犯人を取り押さえ逮捕に貢献したのです。太田選手は、本番で走ったのですが、腹痛で区間最下位に終わってしまい「前を行く選手までは捕まえられなかった」マスコミの話題になったのですが、善行で知名度が上がり、その本番では「沿道から名前で呼んで応援してもらえて、とても嬉しかった」と喜んだそうです。こんな忘れられない思い出が実はたくさんあります。選手、一人ひとりがドラマの主人公ですものね。