私が実際に行った答辞のノウハウを、ここに公開いたします
答辞の例文を書くとき、本番での読み上げるコツについて、私が答辞を読んだ時の体験談を中心に、どうしたら、緊張しないで答辞文を読めるのか、答辞の書き方は、どうやって組み立てたらよいのかについて、私が、実際に行ったノウハウを、ここに公開させていただきます。
答辞はお世話になった方々への、御礼のメッセージです。
まず、答辞の書き方ですが、一言に「答辞」といっても、色々な答辞があります。誰もが経験する「卒業式」の答辞については、中学校の答辞と高校の答辞が主にありますが、中学校の答辞では「受験」とか「合格」とかはタブーですね。社会人になる人もいれば、中学浪人が決まってしまった人もいるわけですから。あくまでも、在籍した3年間でお世話になった方々への、御礼のメッセージをメインにして、両親や、家族、友人や、親戚、隣近所等の皆さんへ向けての、感謝の言葉を、丁寧に綴ることです。
友達全員を代表しての「代弁」&「自分らしさ」を表現すること
そして、この答辞の内容は、友達全員を代表しての「代弁」している言葉なのです。ですから、卒業式の答辞が決まったら、すぐに、原稿を書いてみましょう。初めは、単語や一文を、メモして書きなぐります。そして、このメモが、ある程度の量を持ったら、文章にしてつなげてみましょう。初めは支離滅裂ですが、文章と文章を結んでいくと、それなりの「原案」ができてきます。ここで重要なポイントがあります。それは「自分らしさ」を表現することです。自分らしい言葉で、お世話になった皆さんへ、答辞を送るのです。このようなことを考えながら、原案を練ってみましょう。そして、ある程度の文章の長さになったら、一度、家族や先生に、原稿を渡して読んでもらいましょう。外からの意見は高確率で的中していますので、素直に受けとめましょう。
本番での「答辞」の朗読に向けて、ある訓練が必要です。
指摘された箇所を修正して、自分なりにさらに修正して、もう一度、見てもらいましょう。「OK」が出るまで継続します。原稿が出来上がったら、毎日、繰り返し読みます。このタイミングが、早ければ、早いほど良いのです。もし、このタイミングが「前日」であれば、目も当てられません。極力、早めに原稿を仕上げることが重要なポイントですね。そして、いよいよ、本番での「答辞」の朗読に向けて、ある訓が必要です。それは、人前で話すことです。てっとり早いのが家族です。家族の前で、リハーサルをしてみましょう。できれば、先生の前で、また、クラスの仲間の前で、あえて朗読してみましょう。要は、場慣れが必要なのですね。人間は、多かれ少なかれ、緊張します。極度の緊張で言葉にならない場合もあるのです。よく練習することが大切ですね。
私が高校卒業するときに作った答辞の例を教えます。
卒業式の答辞についての例を示しましたが、入社式、新入社員、内定式、入学式、成人式等の答辞についても基本的に同様です。答辞の例について、私が高校卒業するときに作った例を紹介いたします。「答辞。本日、私達、卒業生が、無事に卒業式を迎えられたのは、これまでお世話になった○○さんや○○の皆様が支えてくださったからこそだと、感謝の想いでいっぱいです。〜中略〜卒業しても、三年間で学んだこと、得たこと、何よりも大切な、友達を大事にしていくことを、ここに、お約束させてください。〜略〜。○○年○○月○○日、卒業生代表、○○組、○○○○。」