私の体験に基づいた法事でのお布施の金額や法要のマナーについてご紹介いたします。
法事のお布施は、金額をいくらにするのか悩むところですよね。実は、私も、法要で金額をいくらにするか悩みました。そんな私の体験に基づいた法事でのお布施の金額や法要のマナーについてご紹介いたします。
お布施の言葉の意味、「気持ち」を現すという意味合いが強いのです。
先ず、お布施の言葉の意味から整理しましょう。「布施」とは、梵語で「檀那(旦那)」と書きます。これは、慈悲の心で、他人に財物を施すことを意味しています。「布施」には、3種類があります。「財施」「法施」「無畏施」の3種類です。「財施」は金銭や衣服、食料などの財を施すことであり、「法施」とは、仏の教えを説くことですね。そして、「無畏施」とは、災難などに遭っている者を慰めてその恐怖心を除くことを意味しています。布施をする人を「ダナパティ」と呼びます。「ダナパティ」は、訳すと、施主、檀越、檀徒などの意味です。良く使う「檀家」も、菩提寺にお布施をする家を意味するのですが、元々は、「檀那」や「檀越」の語彙から由来ですね。このように「お布施」の言葉の意味を考えますと「気持ち」を現すという意味合いが強いのです。
お寺さんに「気持ち」を伝えることが基本です。
ですので、お寺さんに「気持ち」を伝えることが基本です。法要のお布施の金額は、3万円程度〜5万円程度が一応、一般的な目安になります。お寺で行う場合や専用の会場で行う場合などにより異なりますが、経費として次のものがあります。更衣料☆塔婆料☆御膳料☆御車での送迎料☆会場使用料☆会食代金☆引き出物の費用等です。法事で準備することで重要なことは「清掃」です。親戚の方々もいらっしゃいますので、早めに家の中や、庭、お墓、お仏壇等の清掃を済ませておきましょう。私の場合は、近い親戚の人にお手伝いまでしていただき、やっと清掃できました。清掃は、本当に手間がかかる作業です。
タクシー代を請求されたのでは、お寺様に失礼になります!!
私が法要を行ったのは、専用の会場で行いました。親戚の人に、車でお寺へ迎えに行っていただき、帰りは、会場の専属タクシーで送っていただきました。タクシー代を請求されたのでは、お寺様に失礼になりますので、くれぐれも注意が必要です。また、お寺さんによっては、タクシーを嫌がるところもあります。事前に良く打ち合わせして確認しておきましょう。送る時は、親戚の人に頼むのは失礼になります。招待をしておいて「飲まないでください。」と言っているようなものです。どうしても誰かが送る場合、自分で運転する必要があります。
お布施を包む「金封」は普段からいくつか用意しておくと便利です。
意外に忘れがちなのは、お布施を包む「金封」です。今やコンビニエンスストアにもきれいなものがあります。普段からいくつか用意しておくと便利です。それぞれの項目ごとに金封が必要になります。項目名、氏名、金額を記入して事前に準備しておきます。私の場合、全て、会場で手配していただきました。服装は前もって用意、挨拶状、案内文も落ちの無いように、特に、挨拶文は、例文の原稿にオリジナル文を入れて作り替えが必要です。法事でのマナーは、故人を偲んで供養することが基本です。呼ぶ方も、呼ばれる方も、事前に話題も用意しておくことです。できれば、故人の良い話題を思いだして話してみましょう。きっと、話に花が咲きますよ。場が盛り上がれば、故人も、きっと、喜んでくれるでしょう。